こんにちは。
経営コンサルタントの金井 啓と申します。

本日より経営に役立つノウハウをご提供させて頂きます。
専門は店舗経営ですが、経営戦略やマーケティング戦略の一般的理論もふんだんにご紹介しますので、経営戦略の基礎理論を学びたい経営者の方にはお楽しみ頂けると思います。
それでは、早速、第1回目の内容へと話を進めて参ります。

突然ですが、皆さんはビジネスの成功に必要な3つの要素って何だと思われますか?
経営戦略やマーケティングなどを学ぶときに必ず言われる3つの要素=視点です。
ビジネスはこの3つの視点がないと絶対に成功しないと言われています。
それでは、ビジネス成功に必要不可欠な3つをご紹介していきましょう。

成功に不可欠な3つの要素とは

■パッション : 情熱や想い、その仕事が好きかどうか
■ニーズ   : 世の中が求めているのか
■リソース  : 実現させる上で必要となる資産、能力

さあ、如何でしょう?なぁんだ、そんなの当たり前じゃないか・・・という思考には陥らないでくださいね。
皆さんのゴールは、「情報を知ること」ではなく、「情報を活用すること」です。

この3つをきちんと知っていた方は、次にこの3つを意識して実行できているかという視点で捉えてください。
もちろん、ご存知なかった方は、しっかりと情報として獲得し、そして自身のビジネスをこの3つの視点でチェックしてみましょう。

それでは、本題に戻します。
「皆さんの企業の経営理念は??」「なぜそのビジネスを行っているのですか?」すぐに答えられますか?
すぐに答えられないという方は、しっかりと経営理念をお作りになることをお勧めします。

その理由は、3つ。

1つは、成熟した我が国においてはモノが良いだけでは消費者は振り向いてくれません。
CSR(企業の社会的責任)なんて言葉が新聞紙面を踊っていますが、我々消費者もどうせ同じものを買うのなら、自分の利益しか考えない悪い企業より良い企業から買いたいと思っている訳です。

例えば、どんなに自分が欲しいものだからといって、そのお金が暴力団に流れると知っていた場合にはほとんどの方が購入を控えるのではないでしょうか。
簡単に言うと、「良い人から買いたい」んです。

そして2つ目は、当然強い想いを持って仕事をする方が、商品やサービスの品質が高まることは理解出来るでしょう。
嫌々やらされる仕事と、自分が好きで想いを込めた仕事では、その質に大きな違いが出ることは皆さんもご経験があるのではないでしょうか。
「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったもので、好きな仕事であるかどうかというのも、成功するか否かにおいて重要な観点だと思います。

最後3つ目は、より多くの協力者に恵まれるという点です。
多くの人に共感いただける理念を掲げておくと、それを旗印にモチベーションの高い従業員や取引先、お客様が集まってきます。
とくに組織が大きくなればなるほど、理念のない組織はバラバラな動きをするようになります。
経営者は、「お客様第一」と掲げているのに、現場では笑顔一つない・・・なんて企業がたくさんありますよね。
このように「理念」の有る無しが、あなたのビジネスの成否を分けると言っても過言ではありません。
ビジネスのスタートとして、しっかりと理念を掲げておきましょう。

ちなみに弊社コンセージュジャパン(株)の理念は、「お客様、従業員様、そして経営者様が心から笑顔になれるお店創りをサポートする」です。
私たちは、常にこの言葉を念頭において物事の判断を行っています。
何も難しい、カッコいい言葉である必要はありません。
みんなが理解できるシンプルな言葉で作ることがポイントです。

2つ目の要素とは

ビジネスを成功に導く上でもう一つ重要な要素は、「ニーズ」です。
もっと簡単な言葉で言うと、あなたの商売が、世の中に必要とされているのかどうかということです。

ビジネスを成功させる上で重要な点は、「必要なモノ(サービス)を」「必要な時に」「必要な場所で」「適正な金額で」提供する事です。
当然、お客様にとって必要のないものは、商売として成立しません。
売れないということでお悩みでしたら、まずは、あなたの商品(サービス)がお客様のニーズに合致しているのか否かをチェックしてみましょう。

そのための一番簡単な方法は、「お客様に聴く」ということです。
近隣の見込み客となりうる人にお願いして、最低10人にアンケートを取ってみましょう!

また、良く見るケースは、立地がミスマッチしているケースです。
いくら良いものでもお客様のいない所では売れません。
ぜひ自社の商品(サービス)が、世の中に「必要とされているのか」「必要なタイミングで提供できているのか」「必要な場所で提供できているのか」「適正な金額で提供できているのか」について検討してみてください。

最後の成功要因は

そして、3つ目の成功要因は、「リソース(資源)」です。
いくらニーズがあって、商売になりそうであっても、自社がそのニーズを叶えるだけの資源や能力を持ち合わせていなければ徒労に終わります。

サーフィンにはもってこいの波が来たとしても、サーフボードもなければ、サーフィンをやった事もない人にはその波に乗ることは出来ないばかりか、波にのまれて大怪我をします。
そして、ビジネスはそんな素人サーファーが来るところではありません。
プロが競争をしている非常に厳しい世界です。
何の準備もせずに勝てるような甘い世界ではありませんよね・・・

ではどうすれば良いのか?ここで申し上げたいのは、1点。
「自分の強い土俵」で勝負して欲しいということです。
あなたのライバルには負けない「強み」は何ですか?
他人に負けない強みがないと、商売はライバルとの戦いですから、成功することは有り得ません。
そしてこの「差別性」(他社との違い)がお客様を振り向かせるのです。

「いや、強みなんてないよ・・・」それでは、お客様はどこかへ行ってしまいます。
自分自身がモノを買うとき、飲食店を選ぶときを考えると分かりますよね。
「価格が安い」「うまい」「サービスがいい」など何かしらの理由があるからその店を選んでいるんですよね。

もし、強みが見当たらないなら、作るしかありません。

飲食店ならとにかく1商品だけでも負けないキラー商品をつくる。
物販店なら自分の足で商品バイイング(仕入れ)を行う。

大それたことでなくてもいいんです。
ライバル店に対して、1つだけ、半歩だけでいいので前を歩く何かを見つけてみましょう。
経営の用語では、この差別性を生み出す中核の能力のことを「コアコンピタンス」なんて表現します。

たとえば、リッツ・カールトンのコアコンピタンスは、「理念教育による人材力」でしょう。
マクドナルドは、「商品開発力」「マーケティング力」がコアコンピタンスですね。
このように相手に勝る「強み」がなければ、現在のような成熟した市場では、絶対に勝てません。
今一度、あなたの「強み」は何なのか?を考え、なければ人に助けてもらう、もしくは自分で修行するなり強みを獲得する必要があります。

成功に不可欠な3つの要素
■パッション : 情熱や想い、その仕事が好きかどうか
■ニーズ   : 世の中が求めているのか
■リソース  : 実現させる上で必要となる資産、能力

如何でしたでしょうか。
当たり前の3点ですが、非常に重要な要素です。
「知ってる」で終わらせるのではなく、きちんと「実行している」というレベルにならないと成功は有り得ません。
ぜひ、時間を取って、今日お伝えした内容を1つずつ紙に書き出して整理してみましょう。

ということで、第1回目はここまで。
次回は、第2回「あなたのお店のUSP(独自のウリ)を確立する」というテーマです。
次回もお楽しみになさってください。